21年知床カラフトマス釣行
釣行前日の11日の初便で帰札、東京オリンピックのマラソンの頃までは、東京とさほど変わらない気温で暑かった様でしたが、週の初めの台風一過の後は急に秋の気配になったみたいで札幌でも半袖では少し肌寒い感じです。
それでも翌日からの道東方面の3日間は概ね晴れの予報、お天気の方は心配なさそうです。
一番の心配は、カラフトマスは2年魚で奇数年は大体不漁の傾向があり釣果がとても気になります。 お盆で定置網が解放になり岸寄りしていることを期待しての釣行になります。
★1日目(8/12)★
高速道路の深夜割引を使うため3時半前に出発、札幌ICを4時10分前に通過しました、途中大雪山山系の北見峠では外気温9.0℃まで下がりました、何か夏が終わってしまった感じでいささか寂しいですね。
斜里のコンビニで買い物を済ませ、最初の釣り場は日の出漁港横のチョロ川河口、漁港のPの車を停めて釣行準備を始めると釣り場から釣り師が一人戻ってきました、お話を伺うと濁りが酷く波も高いのですぐにやめました、とのこと。
道具を持たず河口を偵察して見ると仰る通りちょっと厳しい状況で移動することにしました、数日前の台風の大雨が影響している様です。
1kmほどウトロ方面に走り、オチカバケ川河口に向かいます、国道から釣り場の全貌が見えるので橋の上から眺めてみると東側に濁りが見られますが、まぁまぁ出来そうな感じです、タックル準備して釣り場の河口に向かいました。
例年、日中でも賑わっている釣り場なのですがガラアキ、やはり今年は釣れていないのでしょうか、河口の左側に入って実釣開始しますがアタリは全く無し、1時間チョットやりましたがダメ、その後入って来られた他の方も全く釣れていません、とりあえず撤収してウトロ方面に向かいました。
途中オンネベツ川を覗きます、ここは知床でもカラフトマスが遡上する個体が多い有名な川で護岸や橋の上からその様子が確認できます、豊漁の時は数えきれない魚体が確認できるのですが、今回は何とか数匹が確認できる状況でかなり個体数が少ないです。
ウトロ市街地手前のフンベも数人の釣り師が確認できる程度でした、市街地を抜け幌別川に向かいます、昨年のこの時期にはヒグマが頻繁に出没して釣り禁止でしたが、今年は手前の左岸のみの解放で右岸は釣り禁止になりました。
国道から釣り場を眺めると20人以上の釣り師で賑わっていました、これは釣れているに違いありません、幌別川河口はPが無いため(マナーが悪く十数年前から閉鎖中)定宿に車を停め、女将さんに幌別まで送ってもらいました。
河口傍の良い場所に入れてもらい早速始めます、全体としてウキフカセ仕掛け(自分も)とスプーンルアーは約半々くらい、ウキフカセ(写真参照)はポイントのチョット遠めに飛ばしウキをキャストして超スローリトリブでウキの沈み込みでアタリを取ります、いわゆる待ちの釣りです、ルアー単体で狙う場合は群れを見つけてそこに素早くキャストする釣り方、攻めの釣りですね、オヤジは前者が主流、若者は後者が主流です。
以前は合体したウキルアーが多かったですが最近はこの傾向のようです。
初日にどうしても1匹欲しくて必死に打ち返しますがアタリが出ません、エサを取り替えたりして工夫してもダメ、17時までの2時間半打ち続けかなり疲れ果てました。
釣り場全体でもたぶん1匹も上がっていない状況、皆さん久しぶりの幌別開放で集まっていただけなのでしょうかね。
キタキツネさんも暇そうに釣り師を眺めておりましたです。
★2日目(8/13)★
3時の目覚ましセットでしたが2時過ぎに目が覚めます、疲れている筈なのに釣り師の性でしょうか、準備をしてチョット早めに釣り場のフンベに向かいます。
国道から釣り師用の梯子を使って浜に降ります、日の出の実釣開始まで1時間近く前ですが、ベストポイントにはすでにルアー師が陣取っていました、それでも運良く昨年好釣した同じポイントを確保できました。
4時前から実釣開始です、河口を中心に左岸、右岸に約40名ほどでしょうか、カラフトマス釣りで一番重要なことはこの朝マヅメを狙うことです、ほぼこの2~3時間が勝負です、本日は5時が満潮で状況はベストでした。
自分の左隣の若いルアー師が沈黙を破ってまず1匹掛けました、ヤッパリ朝マヅメは魚が居ます、次は自分もと集中するとウキがフッと消えて反射的にアワセを入れると力強い生命反応、ジャンプして横っ走りしながら抵抗します、これがカラフトマス釣りの醍醐味です。
何とか手前まで引き寄せ、ランディングのために立ちこんでいる石から降りた瞬間にバランスを崩しコケてしまいました、右半身は頭からズブ濡れでしたが何とか元気の良いオスをGETすることが出来ました。
フィッシングべストに入っていたiCOSとデジカメをタオルでフキフキしますがダメかもしれません、膝ぐらいの深さの立込みでコケるとはなんとも情けない限りであります。
その後は全体でパラパラ釣れる程度、自分は濡れた右上半身が冷たくて辛抱しながらの釣りを続けます。
良く釣れる年は、このくらいの釣り師が居ると1分間隔ぐらいに全体のどこかで竿が曲がっている光景が見られますが、今日は10~15分に全体で1匹のような感じでした。
陽もだいぶ上がってきて、釣れている光景ももっと減ってきて、6時前には釣り師さん達がパラパラ撤収し始める状況です。
自分も小休止です、デジカメは何とか動いているようですが、iCOSはタバコを刺すカートリッジは生きていて一服した後本体に差し込むと電源が入らずにOUT、高い魚になってしまいました。
ガックリしていたら左のルアー師に久々のHIT!群れが寄ってきたのでしょうか、自分もすぐに実釣再開です、数投の後にウキが沈み込むアタリが出て本日2匹目、今度はメスでした。
7時前に撤収し宿に戻り暫し休息、朝ご飯を食べて10時前に出発です、昼の部は前日のオチカバケ川河口に行きました、タックル準備をしていると河口中央のフカセ師がちょうど掛けていました、居るようですね、期待が高まります。
早速始めて集中しますがアタリが出る気配なし、廻りの釣り師数人も釣れておらず12時半に撤収することにしました。
少し遅い昼飯は日の出漁港近くの「COFFEE 知布泊(チップトマリ)」で「豚丼」850円也を頂きました、甘めの十勝の味付けですね、美味しゅうございました。
宿に戻り、朝釣れたフンベに再び向かいました、14時半から実釣開始、現地には15人位居られたでしょうか、全く釣れている感じはなくマッタリしています。
潮位がまだ低めでしたので河口の左岸で始めますがアタリは無く時間だけが過ぎ去ります、夕方陽が沈みかけに小さな群れが右から入って来たようでベテラン風ルアー師が1匹仕留めますが、既に周りは暗くなり始め、時間切れ撤収となりました。 ★3日目(8/14)★
前日より早めの1時半に目が覚め2時前にフンベに向かいます。
海岸に到着すると凄い釣り師の数です、土曜日を甘く見ていました、前日朝のポイントは到底取れず河口からかなり右側の条件があまり良くない所に陣取ました、夜明けまで待ちの間も釣り師が増え、自分の右側にもビッシリと釣り師が入っています、チョット驚きです。
4時ちょっと前に実釣開始となりました、静まり返ったゴロタ場に竿を振る音が響きます、ご近所で誰が一番先に釣るか、皆が集中しています。
ポイントが込み合っているので自分の真っすぐ前にしか投げられません、20分経過した頃、超スローリトリブしていた自分のウキがフゥと消えてアワセを入れると元気な生命感が伝わってきます、慎重にランディングして元気なオスさんをGETしました。
実は今朝のポイントに入ったところで釣果は半分諦めていたのですが凄く嬉しい1匹となりました。
完全に明るくなって全体を見回すとフンベ全体で80人位は居るでしょうか、遅く着て竿が出せる場所が無く後方で眺めている釣り師も居られました。
釣況の方は昨日の朝よりかなり悪い感じ、満潮が6時で潮位も昨日より低め、これが原因かもしれません。
それにしても今朝はかなり寒い、長そでシャツにジャンパーでもブルブル震える寒さです、それでも年1回の釣りですので止めるわけにはいきません、次の1匹のために集中しますが後ろの山から海岸に日が差してきた7時前に撤収することにしました。
河口から右側半分の釣果は7~8匹位、昨日に比べて釣り師は倍以上で全体釣果は半分以下の感じでした。
本日は昼までの釣行予定、最後に何処に入ろうか迷いましたが、朝のフンベでやることにしました。
現地に到着すると河口付近はフライ師の3人のみ、舟渡の対岸には20人ほど上陸していましたが釣れている雰囲気はありません。
潮位が下がってきたので水深が比較的ある河口左岸で始めました、期待はほぼ無い状態、真剣な時間潰しみたいな感覚です。
その状況でなんと数投目にアタリが出ました、ジャンプ一番グイグイ引き込まれます、完全に油断していてドラッグ調整が甘く手間取っている間にバラシ、あと数メートルまで来ていたのですが残念でした。
この潮位の下がった昼間でも居ることは居るのが分かりました、先ほどアタリが出た付近は特に注意深くリーリングしていきますがその後はアタリは出ません、そのうちに北風が強く吹き出しで釣り難くなり、おまけに油断して半袖ポロシャツで来ていたので寒さが身に染みてきました、予定より少し早めの11時半に撤収となりました。
毎年恒例の知床カラフトマス釣行、今年も釣果が出て何よりでした。
大自然の知床とオホーツクの海の豊かさに今回も感謝でした。
<釣行データ>
場所:北海道網走郡知床斜里・ウトロ方面 日時:2020年8月12~14日(木~土) 天気:晴れ 釣果:カラフトマス55㎝程度3匹(♂:2、♀:1)
<タックル>
竿:シマノCARDIFF 83ML リール:シマノSTELLA C3000、フカセ仕掛使用(エサ:紅イカ、ソーダカツオ)
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コメント
こんにちは!
カラフトマス釣行お疲れ様でした。
奇数年の厳しい中でも3匹は流石ですね。
失礼ながら右半身ずぶ濡れには(笑)でしたが、そこで諦めずに続けるのは釣り師ですね。
やはりどこも釣り師が一杯で場所とりが大変みたいですね。
北海道の釣りは大自然のなかでストレスフリー(釣れないストレスはあるかも)で良いですねぇ🎵
投稿: ASAやん | 2021年8月15日 (日) 15時40分
ASAやんさん、いつもコメントありがとうございます!
都会の喧騒を忘れ大自然の中で竿を振るのは、ホント気持ちが良いですね!
この快感を求めてかれこれ20年以上続いています!
事前情報で今回はBzも覚悟しましたが釣れて良かったです!
コケ時の右膝打撲と右腕の筋肉痛は週末には回復の予定、後半戦の房総キスもガンガン行きますょ〜!
腰痛回復したらご一緒しましょうね!
投稿: 見学人 | 2021年8月15日 (日) 17時12分