2010シマノジャパンカップ中国大会参戦記録
拙者ブログをご覧の皆さん、こんにちは
念願であったトーナメントデビューを実現して未だに少し有頂天の私、投人ボビーです
体に刻まれた戦いの余韻(筋肉痛のことです)が残っている内に人生初のキス釣りトーナメント参戦レポートを記しておきたいと思います
5月22日PM11:30
アラームが鳴る前に止めて布団から起きだします。
やっぱり‥眠れませんでした
憧れ、想い続けてきたこの日シマノジャパンカップに参加できる日がやってきたのですから無理もありません
岡山市内でS師匠・K氏・S高氏と合流し、鳥取・弓ヶ浜に向かいます。
車中での話題は…
『今日、ホンマにあるんかぁ』
風雨が強く、予報をみても23日は終日荒天が続く模様です
記念すべきデビュートーナメントがこんな天気…なんて凹んでみても仕方ありません。
いかなる状況においてもベストを尽くすのみやる気と覚悟だけは一歩も退かないつもりです
AM4時前に現地到着
受付開始までまだ少し時間があるので、軽く海の状況を下見しに行きます。
浜まで出ると思ったほど風はなく、これなら釣りになりそう
駐車場に到着すると集結したトーナメンター達が準備を始めています
嫌が応にも気持ちが高ぶってきます
準備の前にまずは受付です。
大会本部テントに向かう列に並び、周りを見渡してみます。
どの人の顔も楽しそう、やる気マンマンに見えます。皆、投げ釣り・キス釣りが大好きなんですね勿論、私もです
ふと目の前の人の背中に目がいきました。
大きく『SESSYA』の文字がプリントされたベスト…見たことがあります
私のすぐ前に並んでいたのは拙者ブロガー・モコモコさんではありませんか
肩を叩き、自己紹介 team SESSYA の仲間とこんなに早く合流できて心強い限りです
そうこうしている内に抽選の順番がきました。
割に無造作に引いた封筒の中のゼッケン番号は…51番
かなり早めの番号です喜んでいると岡山から同行の皆さんも一様に50番台~80番台とクジ運良好
参加賞の帽子(これが欲しかったんです)をかぶって準備のために駐車場に戻ります。
タックルの準備・身支度を済ませ、再び大会本部前に行き、ゼッケン順に整列します。
この辺りが緊張のピークでした周りのキャスターが全員自分より上手に見え、自分を見下しているように感じられます
和やかに談笑する知り合いもおらず、一人ぼっちになったような気がして…
『やっぱ、場違いだったかな』
そう思った時、クーラーボックスの team SESSYA ステッカーが目に入りました
『俺は一人ぼっちなんかじゃない』
これで気を持ち直しました國さん、ありがとうございました
冷静になって周囲を観察していると…見覚えのあるクーラーボックス
アラヒフビギナーさん発見小走りに近寄って自己紹介
そうこうしている内に開会式、クーラーチェックと進んでスタート間近になっていきます。
事前にS師匠からトーナメント戦術に関して教わっていた事があります。
『スタートダッシュとランニングで場所取り』
S師匠にポイントの確認をすると狙いは『右(南)』
スタートしました
約五秒おきに選手が出発していきます。右に左に…
決めていたはずの心が揺らぎます‥
『ホントに右でいいのか』
『51番』
反射的に右方向にダッシュしてました
おそらく、100メーターくらいはそこそこのスピードで走れたんじゃないかと思います…
一気に息切れが襲ってきました
足を止めたら走れなくなるので、ペースを落として息を整えようとした時、三番後からのスタートだったS師匠にブチ抜かれました
ここで私の『負けず嫌い』スイッチが入り、心肺機能を無視した追い上げに入ります
S師匠と打ち合わせていたポイントは通称『パチンコ屋前の人口リーフ』。
スタート地点から約3km離れた競技エリア南端付近まで、なるべく早く到着したい
いつの間にか、早歩きにまでペースが落ちて心臓はバクバク・足はガクガク…
体は『この辺で止まろう』と訴えますが、心は『竿も出してない内から自分に負けてどうすんじゃ
』と聞く耳持ちません。
人口リーフらしきものが遠目に見え始めた頃、競技開始を知らせるホイッスルが鳴りわたります。
しかし、まだまだ早歩き
競技開始から約10分過ぎた頃、S師匠が立ち止りクーラーボックスを置きました。
狙いのポイントに到着です
S師匠に引っ張ってもらったおかげで先行者は少なく、ポイントを選べる余裕があるほどでした。
私にはひとつ心に決めていたことがありました。
S師匠より遠くまでいく
この目標(意地)を達成するべく、S師匠を通過して50mほど歩いたところでクーラーボックスを置くことにしました
息を整えながらタックルをセット、エサを針につけようとしたら…指が震えて上手く刺せません
緊張感と気温の低さ・雨のせいだったんでしょうか
なんとかエサ付けを済ませて、投躑準備完了です。
愛機・青キャスを持って立ち上がり、大きく深呼吸
狙いを定めてしばし集中…キャスト
私のトーナメントが始まりました
第一投は素針
もう少し遠投してみようと第二投
『パチン』
負の連鎖のスタートです
最初の高切れで自分を見失っていたのに気付かないまま時間を無駄に費やしてしまいました
連発するライントラブルに対処する内に残り時間は1時間を切っていました。
この状況で落胆しきった私に喝をいれてくれたのはやはり team SESSYA ステッカーでした『自分に負けるな
』『諦めるな
』
最後の予備スプールに遠投仕様の2本針仕掛をセットし、慎重にキャストします。
サビきながら横を見ると小さいながら連掛けされている様子。
鱚はいるんだ自分に言い聞かせながら丁寧にさびいて3色半‥
『プルル‥』
針数が少ないので巻きあげにはいります。
力糸が見えてきたところで一瞬テンションを失いました。
鱚は…いません
波口でバラしたようです
でも気持ちは打ち返して同じポイントに仕掛けをなじませます。
すると『プル』小さいけど確かに鱚のアタリです
今度は慎重にリーリング。
そして波口‥錘が見えてその先に小ぶりながら鱚の姿を確認したその瞬間
追いかけてきた波にバシャンと洗われて‥再びロスト
この後、鱚はアタリを送ってくれなくなり…このままタイムアップ
荷物をまとめて本部テント前に向かう足取りの重いこと
疲れはさほどでないものの、やはり『釣果ゼロ』の現実が心に重くのしかかるからでしょう。
S師匠が合流します。皆さん、そこそこ釣れているものの渋めのようす。
時間内に本部に帰着し、小休止です。
あちらこちらで情報交換が行われていますが…北部(左)に行かれた方々が結構釣られているようです
狙いのポイントが空振りだった以上に自分の釣りすらできなかった未熟さが情けなくもあり腹立たしくもあり…テンションは底まで
そんな時、アラヒフビギナーさんを見つけました。お話を伺いに行ってみます
アラビギさんはそこそこ釣果をあげられているようすですが、私の貧果を気遣って下さいました。アラビギさんの優しさと励ましに気持ちを癒され、前向きな気持ちが戻ってきました
二回戦は自分の感性のままに自由にやってみよう
ビギナーなりの自分らしい釣りをしてやろう
下がるとこまで下がったところで開き直ってしまいました
二回戦のスタートが始まりました。
心の赴くままに…腹をくくったからか、今度は妙に冷静な自分がいます。
スタート後は軽いランニングで北へ向かいます。
二回戦開始直前に決めた戦略はこうでした…
『移動は10分まで。それまでに入れるスペースがあれば入る』
高切れしたスプールをセットし直す時間が欲しかったのと、実釣時間を長くとってみようと思ったからです。
速足で海岸線近くを歩くこと約10分‥丁度1人分のスペースが空いていたので即断
両隣の方に挨拶をしてから準備に入ります
エサのセットまで済ませて競技開始を待ちます。
そしてホイッスル
5色半からサビきます。一回戦の反省からウッドシンカーにして引き重り感を殺して感度を上げる作戦です
2、3投してアタリが無いので仕掛を替えます。
リラックスできているからなのか、釣りの流れがスムースに感じられます
時折、横の方とラインが交錯しますが『お互い様』とオマツリもなくスムースに解決
何か楽しいひょっとしたら、今日始めてそう思いました
30分ほどして明確なアタリを捉えました
緊張しますが、いつも通りと自分に言い聞かせながら回収…
ピン連かと思ったらガッチョ2+ピン1でした
しかしこの15cm足らずの鱚が弓ヶ浜での初釣果となりました
素直に嬉しい
手を緩めずに打ち返します。時合がきたのか、頻繁にアタりますが外道ばかりです
でも鱚はいる確信はあったので、エサ付けを替えたりしながら本命の居場所を探ります。
そして『それ』は突然やって来ました
『クンッククッギューン』
竿先をひったくるアタリを出して上がってきたのは…
25cmはあろうかという良型の鱚でした
喜びに浸るのは後にして、今は手返し優先です。
この後、うねりが強くなってきてアタリが遠のいてしまいます
が、釣果が出ると気持ちに余裕が生まれるのでしょうか
残り時間も中途半端だったので、横の方とおしゃべりをしたりしてマッタリとした時間を過ごし、いよいよ頃合いとなったのでタックルを片づけ、帰着の途につきます。
途中、モコモコさんと合流して一緒に帰着しました。
初めての検量…貧果なりに一応ドキドキ
結果は…3匹 156g
勝負としては全くの惨敗でしたが、学ぶ事が多く非常に有意義な経験になりました
私は生来の負けず嫌いなので、絶対このままでは終われません
そして何より、いち鱚釣り好きとして皆仲間なんだというトーナメントの雰囲気が気持ち良かった
ますます鱚釣りに魅了された一日となりました
閉会式にも参加し、トーナメントデビューを味わいつくしました。
最後に拙者ブロガー・team SESSYAメンバー・拙者ユーザーの皆さんで記念撮影をして私のトーナメントデビューは幕を閉じました。
PS…ホントに終日雨で、まさに『濡れネズミ』だったんです
私、ブログ用の写真は携帯電話を使用してるんですが、防水仕様でないもので…
写真撮影できませんでした
帰宅後に撮った記念写真をアップしときます
これがトーナメントデビューの証です
そしてこれが戦果です‥貧果でお恥ずかしい
《お詫び》
①JC終了後、やや体調が悪かったりヤボ用があったりでブログ更新が遅れてしまってゴメンナサイ
②じーじ3さん…大会当日、チラッとお見かけしたのに声をかけられずにゴメンナサイ
今度、大会でご一緒したら必ず声かけさせていただきます
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コメント
ボビーさんこんばんわ★メアドの件ですがどうしたらよいでしょうか??連絡お待ちしています^^;
投稿: ★モコモコ★ | 2010年5月28日 (金) 23時45分
モコモコさん、おはようございます

メアドの件…モコモコさんのPCのメール受信ボックスを確認して下さい
そこに私のメアドが明記されてなければ、明日のスタート前に本部前でお会いしましょお
投稿: 投人ボビー | 2010年5月29日 (土) 08時32分
ボビーさん
トーナメントの様子、またその時の気持ちよーくわかります。
私も餌付けで手が震えることがあります(汗)
今後も「負けず嫌い」を掲げてトーナメント頑張ってください。
投稿: 國 | 2010年5月30日 (日) 20時24分
お疲れ様でした。
shimanoの2007年の投げカタログだったかな?
大林さんが「まずはトーナメントに出て、負けてください。そこからがスタートです。」のような内容を書かれていました。
ボビーさん、まさにスタートを切りましたね。
一緒に頑張って行きましょう!
投稿: BOZU | 2010年5月30日 (日) 22時54分