ニュージーランド釣行記番外編~オークランド周辺で投げ釣りで釣れる魚
赤道を挟んでちょうど正反対の位置にある島国、ニュージーランドから!日本と同じ四方を海に囲まれ、日本の釣り番組でも時々取り上げられる釣り天国です。
とはいえ、ほとんどが船釣りか磯からのジギングでのヒラマサ狙いか大真鯛狙い。または淡水のフライフィッシングなどで、投げ釣りの取材には来ないようです。
ということで、全国の物好き投げ釣り師の皆さんに向け、ニュージーランドの投げ釣りで狙える魚を紹介します。
最大都市オークランドは福岡市と姉妹都市で同じような規模の港まちです。だいたい関東か東北ぐらいの緯度で温帯エリアであり、日本の夏ほど暑くなく、冬も雪が降らない程度の寒さにしかなりません。
NZというと羊牧場やスキー場、雪山の映像が印象的ですので寒い国と思われがちですが、それは南島(南半球ですので日本と逆、南極に近い南側が寒い)や山岳地帯のハナシであり北島最大都市であるオークランドは温暖な街です。
そんな位置関係ですので釣れる魚も非常に日本と似ている。
全体の魚種は日本より少ないですが、日本で狙う魚の多くがこの海でも釣れます。
ただし投げ釣り(または岸から)で狙える範囲となるとかなり魚種は少なくなります。
<投げ釣り対象魚>
真鯛
ヒラマサ
シマアジ
ボウボウ
マトウダイ
ウマヅラ
マアジ
マサバ
サヨリ
カレイ類
ウシノシタ類
カーワイ(NZ固有種)
などなど…
最近はNZでも船からの真鯛狙いはルアーやタイラバが中心。
確か、真鯛とヒラマサの世界記録はNZだったように思います。
あと、狙って面白いのが固有種である『カーワイ』。発音的にはハワイのカウアイ島のカウアイに近い。NZの先住民族マオリはハワイ諸島の人々と非常に近い人種ですので言葉もよく似ています。
「カーワイは日本だとマルスズキだ」と記載してるサイトもありますが日本のスズキとはまったく異なる種で日本に同種はいません。
見た目でいえばサバとボラを足して2で割ったような魚で、非常に敏捷でタフなフィッシュイーターです。活餌でなくてもガンガン食ってくるのでルアーだけでなく投げ釣りの身エサでも何を付けてもよく釣れます。
引きは日本のスズキ以上。青物らしく、ヒラマサなどの強烈な引きと同等で、投げ釣りで50センチ以上がかかるとものすごいファイトを楽しめます。並みの仕掛けでは対抗できません。
これで65センチ、投げで狙える最大級です。ドラグフリーだとバレやすいので尻手ロープか竿を固定しての真正面勝負が適しています。ただし、三脚のアーム部分をぶっ壊された経験もあり、それぐらい凄いファイターです。
サバなんかと同様に足が早い魚ですが、ちゃんと血抜きをした新鮮なものは非常に美味です。お造りやカルパッチョが適しています。カンパチよりは味が濃く、サバほど癖もなく、あっさりしたブリ?という感じでしょうか。
なお、余禄ですが船からなら狙える魚は、上記の魚たちに加えて以下がいます。
メダイ
ノドクロ
キンメ
カンパチ
タカノハ
アラ(クエ)
イシナギ
メジナ
イスズミ
マグロ類
カサゴ類
ハタ類
などなど…
価値があるのは日本だと最高級のノドクロ。めちゃくちゃ獲れるようで魚屋でも安い。ただし魚屋のは鮮度は良くないので自分で釣れれば最高でしょう。
それとアラでしょうね、日本から遠征して狙っても価値がある魚としては。とんでもないサイズが狙えます。
日本にいてNZにはいない魚としては…
シロギス
黒鯛
マゴチ
ヒラメ
キュウセン など
残念ながらこれらはNZの沿岸部にいません。狙い物には含まれません。
ちなみに、隣の大国、オーストラリアは逆にシロギス、マゴチ、黒鯛が投げ釣り3大ターゲットで、より日本に近い投げ釣りができます。
それにしてもメーター越えのマゴチって…もはやワニですね…。
続く。
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