シーズン初の40オーバー ～ 野島防波堤釣行記

こちら神奈川はAPECウイークに入り、高速にも警官の数が増えています。今週末はオバマ婦人や菅首相夫人等が鎌倉入りするため周辺では大々的な交通規制などが実施されるようです。13日14日湘南や三浦方面に車で来るといつも以上の渋滞や検問等で往生すると思いますよ・・・。

さて、金曜が凪予想だったので「午後からでも何処か近場へ・・・」と考えていたところ、キス男爵の「ノンボ」氏からカレイに行きませんかとお誘い。凪なら野島もありかなと考えていたので「せっかくですからノンボさんがまだ上がったことのない野島防波堤に渡りませんか？」で決定。昨年は10月に一度渡っていましたが、シーズン初の野島渡りとなりました。

予報通り凪で汗ばむぐらい暖かく、人間にとっては最高のコンディションです。2名でドック堤に入りました。

干潮が10時ごろ。そこそこ大きな潮周りなので上げになってから潮の流れをどう捌いて仕掛を流し、落ち着かせるかがキーになります。

1時間ほどエサ取りの翻弄が続きましたが、ちょうど手持ちで誘いをかけようとしたところ、グイッと来るアタリ。すこし送るとさらに追い食いの気配で合わせると乗ります。最初の1枚は30センチに全然満たないカレイでしたがまずは一安心。潮が止まり上げ始めると予想通り殆ど激流状態、どこに投げても90度流されて同じ方向に仕掛けが向かいます。ただ殆ど風がないのでその点は非常に釣りやすいコンディションでした。

相変わらずフグ、チャリコ等のエサ取りが活発で、根気良く仕掛を動かし、流れては上げるを繰り返す作業が続きます。

 

お昼前になってようやくノンボ氏にも30センチが1枚。でっぷり太ったカサゴも上げてお互いボーズを逃れて一安心。誰かと一緒に行ったらできればお互いが釣れたほうがいいですもんね。ましてやノンボ氏にとって初場所。案内役の自分としても本当に安堵した瞬間でした。

お昼過ぎになって潮が飛ぶようになり、気配もなくなったので、ノンボ氏は投げ竿を置いて（ロックキャスト485が2本！）カゴのサバ仕掛で堤防周辺を探っておられます。お互い少し前に福浦でサバの入れ食いを見ていたので「カレイがダメでもサバ持って帰りましょう」と話し合っていたわけで。

イワシやボラの大群が波止場の周りを泳いでいるのが見えるのですが、なぜかサバの気配は全くなし。アジもいない雰囲気です。理由は不明ですが青物の回遊がなかったようです。その間僕に今回もすごく明確なアタリ。しっかり捉えて38センチを確保。2匹目は一気にサイズアップです。カレイ独自の糸フケするアタリではなく、マダイのように胸のすく引き込んでいくアタリでした。食って潮下に走ったのでしょうが上げの激流地合に多いアタリなのかな？

その後もチャリコやキスが釣れたり、危うく竿を持っていかれそうになる大アタリに間一髪飛び付き、60センチのタモに入り切らない大エイが上がったり。その引きに興奮したりそこそこ忙しくて楽しい時間が続きます。

満潮が近くなった14時過ぎ頃から潮が緩み始め殆ど流れなくなったので、再び本気の戦闘モード再開。青イソメが底をつきそうになり、昼過ぎまでエサ取りしか反応の無かった岩イソメをしっかりチモト上までこき上げた1本針仕掛で遠投を繰り返します。

帰船が15時半なので「15時には片付け始めましょうか」と話し合っていた矢先のこと。目の前の僕のスピンに強烈なアタリ。竿先を軽く押さえ込んだあとに続けて一気に竿尻が浮いて持っていかんばかりのアタリです。さっきの巨大エイと同じようなアタリだったので「またエイかよ・・・」と思いながら巻き上げると少し感触が異なります。力糸が見えた辺りでやがて緩やかに左右しながらユラユラと浮いてきたのはいいサイズのカレイ。ノンボ氏にタモ入れをしてもらい無事捕獲。今季初の40センチ越えです。大きな卵を抱えた乗っ込みカレイ！

その後すぐにエサ切れになり納竿。まずまずの結果に満足です。数名の投げ釣り師が散らばった「青灯」や「ハナレ」でも40オーバーが出ていたようでようやく本格化の気配ですね。今度は沖堤防ではなく「陸」からの40オーバーを目指します。　

＜データ＞

スピンパワー425CX-T＆プロサーフ425BX-T　06スピンパワー＆03パワーエアロ

道糸フロロライン5号＋ナイロンテーパー　＆　フロロライン7号通し

スーパーシグナル＋景山蛍光イエロー30号＆33号　

ハリス6号　ダイワカレイ13号＆カレイイレグ15号　毛鉤等各種装飾仕掛

青イソメ、岩イソメ　中潮　干潮10時頃・満潮15時頃　

晴　微風の凪　潮に濁りや浮遊物（藻やプランクトン？）多し