キスを狙って ～ 三浦釣行記 観音崎（走水）の浜から

帰国した週末、息子の体育祭がありましたが、ダウンを着る人もいるぐらいの肌寒さ。雨も降って季節が1ヶ月戻ったような気配です。とてもじゃないですが間もなく6月という雰囲気ではありません。

ライブカメラで横須賀方面の海を見ても北東寄りの風が強くキスが釣れそうな良いコンディションではなかったですが、日曜夕方から数時間の予定で走水に出かけました。

現地で地元在住の「はちべい氏」と合流。車を停め、彼に自転車を借りて乗り換え。場所は走水漁港の横にある小さな砂浜です。

画像のように崖沿いのとても狭く歩きにくい護岸を経由して浜へ向かいます。

到着して早速2本セット。前回はちべい氏が単身出かけた際にはそこそこ型の良いキスが釣れたとの事。僕自身は初場所ですので1本はチロリのキス狙い、もう1本は「何か大物おるかな？」の岩イソメです。

ちょうど風が真正面から吹き付けます。やや北寄りの東風。ブローの時は10メートル近く吹いているようです。陸で感じた風よりずっと強く、狭い浜なので投げにくいし釣りにくい。

なんとか4色弱に投げ込むと、着底まで8秒ほど。浅い場所だらけの三浦半島としては稀有な水深です。少しさびくと底はかなりゴトゴトしますが根ではなく藻のようです。底だけではなく流れ藻も多く、上げるたびに必ず掛かってきます。

底の状態によってはサビいてキスを狙う予定でしたが、寒いし風の影響もあり置き竿中心でやることに。すぐに小気味良いアタリがありますがキスのそれではない。上がってきたのはイソベラ。底の形状を示している魚です。

しばらくするとはちべい氏の竿が大きく引き込まれ何か大きな獲物が掛かったようです。マダイ？チヌ？それとも？ワクワクしながら見守りますと浮かんできたのはお馴染みのフラットフィッシュ・・・予想もしなかったカレイです。

さすがにこの季節になってまだ浜からカレイが釣れるとは思っていなかったので、思いもよらない嬉しい外道です。

その後僕の竿にも頻繁にアタリがありますが、魚が小さくて針に乗らないのかそれとも？1匹上がってきたのはカサゴでした。

満潮は19時ごろ。暗くなる頃が地合と踏んで、はちべい氏は2本ともチヌ狙いのユムシに変更。僕はそのままキス狙いでチロリと岩イソメで粘ります。これからが地合、と頑張るのですがむしろアタリは遠のくばかり。結局一度もキスのアタリはありません。夕凪で風も弱まるどころか強くなっているぐらい。初場所の偵察としてはまずまず把握できたので19時半に納竿しました。

西のブロガーの皆さんはキストーナメントで頑張ってらっしゃいますが、未だに場違いにもカレイなどを釣ってしまい（僕自身ではないですが…）、なんとなく違和感があります・・・。

で、6月は「キス」にターゲットを絞り、ちょっと精進しようかと考えています。ＢＯＺＵさんやボビーさん、モコモコさん、アラヒフさんの頑張り、そしてMt.イストさんの熱心さに影響を受けた次第です。

知人が今週末千葉で開催されるシマノのキストーナメントにエントリーしてるようで「その前に湘南で練習してみたい」ということですので同行させていただこうと考えています。

ですので、次回は並継竿に持ち替えての「湘南キスの聖地」大磯海岸からのリポートになると思います。今週半ばからは気候も安定し、初夏らしくなるようですので、いよいよ湘南＆三浦エリアもキスの本格化を迎えると期待しています。「3時間釣り師」とはいえ、次回はもう少し粘っていい加減しっかり釣果を上げないといけないですね！

＜データ＞

プロサーフ425EX-T　＆　 425CX-T

ＰＡスピンパワー　PE2号＋ナイロンテーパー

キス狙いチロリ＝ハリス3号　ササメキスS1本針 　

大物狙い岩イソメ＝ハリス5号　カットビッグサーフ14号

チロリ、岩イソメ

大潮、満潮19時前後　北東風強し　気温かなり低い（15度程度？）

カサゴ、イソベラなど