まだキスには早いか? ~ 景勝地・稲村ガ崎にて
昨日あたりから冷えています。西の方には想像もつかないかもしれませんが、昨晩や今朝はガスヒーター復活です。GW前後から夏日もあったのですが、ここ数日気温は低下気味。現にニュースでは青森や新潟で季節外れの大雪が降ったことを伝えていました。もちろん湘南エリアは真冬でも滅多に雪は降りませんが、明らかに1ヶ月ほど時計が戻ったような気候です。
ここ稲村ガ崎は新田義貞の鎌倉攻めで知られる景勝地。「稲村ジェーン」で有名になったようにサーフィンのメッカ。空気の澄む冬場は岬から富士山が望め、カメラマンが列を成します。ここから西の江ノ島まで海沿いを走る道路はいつも渋滞。「江ノ電」が海沿いを走り、ドラマ撮影などでしょっちゅう目にするエリアで年中観光客が絶えない大観光地です。ただし、釣り場としてその名が出ることは滅多にありません。
上の稲村ガ崎を中心に広がる岩礁帯(藻場)なので、特にこの季節は切れ藻が大量に漂着し投げ釣りはなかなか大変です。なお、砂が黒く見えるのは砂鉄のせいです。稲村ガ崎~極楽寺周辺は鎌倉時代の昔から鍛冶屋などの職能集団が定住した街といわれていますが、この砂鉄が大きな要因だったようです。
ウチの近所にはサーフショップやウインドの店はそこかしこにあるのですが、海そばなのに釣具屋さんがありません。大磯や国府津などキス釣りの聖地「西湘エリア」と違い、江ノ島から東、逗子までのエリアは時に若手ルアーマンは見かけますが殆ど地元の中年以上の人しか投げ釣りをしない。海が浅く殆どが岩礁帯であること、海面は年間を通じてサーファーのシマであり、海開き以降は海水浴客に浜が占拠されるので釣りどころではないからです(稲村ガ崎は海水浴場ではありませんが)。
本日夕方、仕事が一息してからチャリで出陣しました。唯一近所のエサ屋さんが定休日なので今日は「マルキュー 特船イソメ」と固定天秤仕様の「自作砂ズリ」のテストも兼ねて、です。
地元のバイクおじさんが3名ほど竿を出していましたので、狭い砂底エリアの一番端っこに陣取ります。緩い向かい風だったので23号のL型天秤に3本針。「特船イソメ」のピンクと緑を交互に付けて5色前後に投げ込みます。
ここはキスの寄りが遅いといわれていますが、ここ数日の冷え込みもあって厳しいのは想定内。ところどころに藻の残りが残っていて引っかかりはありますが、なんとかサビけるので、5色ちょっと投げては2色ほどサビいて、を繰り返しますが何の反応もありません。18時過ぎまで2時間近く粘りましたが、さかなのアタリは無く結局キスの顔は拝めずじまいでした…エサのせいなのか腕のせいなのか?もっと遠くにはいるのかもしれませんが、僕の腕ではこれが精一杯。
今月最終週は海外出張で不在になるので、その前の暖かい日にでももう一度試してみよう、と納竿。今度はちゃんとジャリメ(石ゴカイ)を仕入れてトライしてみます。
逗子マリーナの埋立地では(ここも殆どが岩礁帯、砂地は僅か)真冬でもキスが釣れているのを見たことがあります。東京湾側の工業地帯の埋立地では年中キスが釣れます。三浦半島でも三崎港や油壺では冬でもキスが釣れますが、やはり外に面した相模湾の浜ではこの季節でもキスは遠いのかもしれません。専門的にキスを狙ったこともなく、ロコでもないよう知らん自分が断言は出来ませんが、平板な地形で変化に乏しい相模湾は魚の濃い海という感じはしません。こんなものかな?
もう少し西、七里ガ浜から腰越の手前辺りもサーファーの出ないような日なら可能性はあります。むしろそちらのほうが型も大きく期待できると地元の人に聞いたことがあります。ピンポイントを知っている人なら26センチ越えも結構出るようです。ただしそちらも殆どが岩礁帯か藻場ですので、投げキスのポイントは極く僅かです。
江ノ島でも早い時期からキスは釣れているので、コンディションが良い日、そしてもっと飛ばせる人ならキスに届くかもしれませんが。
前回宣言しましたが、拙者ブロガーになったからにはキスをやらないとなんか場違いな気がして居心地が悪いので、今シーズンは頑張ってみます。
<データ>
スピンパワー405DX + Z45
ファイヤーラインEXT1号(自分で100m&125mにマーキング色入れ) テーパーPE1号~7号
フジワラLキャッチ天秤黒23号 自作砂ズリ直結型 + 小さなキス針(名称不明…)3本仕掛
エサ マルキュー「特船イソメ」
大潮、南風弱風、気温平年より低し
大量の流れ藻、材木などのゴミ漂着
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