出た、43センチ ～野島リベンジ

大荒れの海に出るときの不安な気持ちと言ったら・・・

前夜、予報を見る限り「北東の風3メートル」だったので、「この程度ならダイジョーブ」と高をくくり、水曜、無理やり時間を作って野島防波堤に渡りました。ところが現地に到着すると船着場でさえかなりの風。案の定、渡船屋さんも「ちょっと様子見る」と…。

海上保安庁の予報などを聞いて「午後からは落ち着くだろう」ということで定刻通り出船。しかしまあすごい波と風。甲板上の荷物も潮を被ってずぶ濡れです。ビビリの自分は不安一杯。幸い、顔見知りの常連さんがいたので多少軽減されましたが、小心者にこのコンディションは辛い。最初からお昼上がりの予定でしたが、この時点で早上がり確定気分です。というか「引き返したいなあ」「なんでこんな日に釣りに来てるねん、アホか俺は」と、釣りに来たことそのものを後悔しつつ落ち込み気分で上陸です。

当日同じ堤防には自分含めて投げ3名。常連さんと並んで竿出しです。怖いけど釣りでもしないと他にすることも無く。風がすごいので小物が飛ばされないように留意しながら2本出し。潮は下げ。11時ごろが底です。

暫くはヒトデ以外反応が無い。下げがきつく、オモリがなかなか落ち着かない。30号円盤も何の意味もなさない。10時過ぎようやくアタリ。何度も小刻みに竿を押さえ込むが焦らずじっくりと待ちます。最後は風のせいではない糸フケの気配。ここで竿を持つと手応えあり。ゆっくり巻き込んで寄せると手前に来て潜り、左右に振られます。常連さんにタモ入れをしていただいて上がってきたのは43センチ。昨年末に上げた42センチを1センチ更新です。その後常連さんにも33センチ。底潮前の地合です。

「これで気持ちよくお昼で上がれる」と、強風波浪の中、気分がかなり落ち着きます。

やがてお昼の船が来る頃になると風がだんだん収まって。現金なもので、ずっと帰りたくてそわそわしていたのに今日に限って珍しく欲が出てしまい、16時の船まで居残りを決意。お昼を回った頃からは東から南寄りに風向きも変わり、凪に向かう気配です。潮は11時過ぎ頃から上げに変わり、最初は本当の激流。どこへ投げても同じ場所へ向かうので、投げ3名釣りにくい。

左隣にいた常連さんが右隣へ移ってこられ、正面向きに遠投されます。僕も追い風気味になったので1本を遠投。14時ごろからかなり潮も緩くなり、朝の暴風はなんだったの？という凪に変化。かなり釣りやすい。だがアタリは無く、相変わらずヒトデばかり。しかしながら、正面に投げていた常連さんには立て続けに40センチが2枚上がります。下げは左側、上げてからは正面がポイントに変わったようで。

普段の自分なら朝8時から釣っていればとっくに飽きてやめてる所ですが、残念ながらやめても他に何もすることが無い沖堤防の定め、迎えの船が来る16時の15分前まで頑張ってしまいましたが、結局柳の下ならぬ灯台の下に2枚目のカレイはおらず。

黒ちゃん、グッチ、とりあえずリベンジは果たしました。ですからまたこちらに来てください。

ああ、気分的に疲れた・・・。荒れる日に出るのはやめよっと。

＜データ＞

赤サーフⅡ30－425　×2本

タイドサーフQD4000　×2台

道糸フロロ5号（真鯛フカセ用）

円盤天秤30号　ハリス：6号　針：丸海津16号　毛針＆ホタテミラー装飾段差2本針

エサ：青イソメ

釣行時間　8：00～15：45　午前中北寄り強風、午後から南東弱風　

大潮（新月）　11時前後に干潮