拙者ブログを読んで頂いている皆さん、こんばんは。
九州ブロガーのBOZUです。
今回は報知新聞社キス釣り選手権 SESSYA CUP 決勝大会に出場した報告です。
鳥取予選で敗退したのですが、拙者の投げ釣り推薦枠で出場することになりました!
で、折角の新聞社主催の大会なので、新聞記事風に書いてみますね!!
残暑厳しい晩夏の弓ヶ浜で、去る9月3日の日曜日に第48回を迎えた「報知新聞社キス釣り選手権 SESSYA CUP 決勝大会」が開催された。
この大会は徳島と鳥取の各予選を勝ち抜いた権利者、歴代の決勝大会優勝者、昨年の決勝大会上位のシード選手、協賛からの推薦と言ったいずれも投げ釣りのエキスパートが集まり、頂点を目指す非常にレベルの高い大会である。
今年も49名の選手が出場し、第47期の名人である大野名人への挑戦権と48回の優勝者の名誉を掴むべく熱戦を繰り広げた。
本大会の協賛である株式会社SESSYAから推薦選手として出場のBOZU選手であるが、なんと弓ヶ浜では一昨年のダイワSBC Cブロック大会から通算8連敗中と言うことも忘れて、意気揚々と弓ヶ浜に乗り込んできた。
前日に下見に入ったヨッシーパパ選手、隊長選手の情報では、遠近どこでも釣れる、サイズも大きいとの話であり、上位に食い込むには多点仕掛けを使いながらも手返し良く釣らないと、とのイメージを持ったBOZU選手であった。
大会当日、弓ヶ浜の状況は先日のそれとは全く異なり、非常に強い向かい風とそれに伴う大波がかなり沖で砕け、誰が見てもこの海で釣りをするのはよほどの釣り好きか○○か、と言う状態であった。
しかし、そこは歴戦の猛者達である。
この状況でも他の選手より1匹でも多くのキスを釣るべく作戦を考え、試合開始の時刻を待っていた。
しかしBOZU選手は「うん、遠投するなら力糸切れるかも知れないから巻き直そうっと」と、受付後に力糸を結びなおすと言う緊張感の無さであった。
海に向かって右側がAエリア、左がBエリアとなり、BOZU選手が引いたリボンは「A-20」。
右側エリアの比較的流れ込みの近い位置である。
決勝大会のルールはリボンの番号順に並び、一投目はその位置から投げるが、二投目からは自由に移動可能というものである。
ただし、エリア自体が広く取られている訳では無いため、自由に移動と言っても移動可能かはわからない。
限られた範囲で多くのキスを釣る、という技術を持つ者が勝ち残る大会だ。
6時10分に試合開始、BOZU選手は投魂T-3 5号の8本針でエサはチロリで第一投、4色手前に着水し決勝大会が始まった。
比較的ゆっくりとさびいてくるが、全くアタリが無い。
「昨日は4色で釣れたと聞いていたが、だまされたか?」
BOZU選手の脳裏に「9連敗」の文字が浮かんだが、2色に仕掛けが入った時点で競技スペシャルⅡに明確に伝わるアタリが入った!
「ここにいたか!」
そこからアタリが続き、キスは最低でも6匹は付いている、と1色を残し仕掛けを回収したBOZU選手はその目を疑った。
なんと、キスは1匹も付いていない、それどころか5つも針が無いのである。
「こ、これは・・・」
なんと海中には大量の河豚が湧いていた。
しかも、試合開始時から非常に早い右からの流れが1色から波口に発生していて、Aエリア右端の流れ込みからのゴミが大量に押し寄せて来ていた。
手前は砕ける波、右からの強い流れ、ゴミ、河豚と言うキス釣りには避けたい条件が重なる不運、沖に投げようにも選手間が狭いため仕掛け絡みの恐れから思い切った遠投が出来ない、遠投するにも向かい風の強風、もう良い条件と言えば立っている場所が検量場所の大会本部に近いくらいしか思いつかない状況である。
では精一杯のキャストで5色から探ってみようと、針数を6本にして釣ってみた。
が、河豚は海中の総てを支配しているかのようにどこでも針を切っていく状態、砕ける波に道糸は叩かれアタリなのか波なのか分からない状態、弓ヶ浜の神様になんか俺、悪いことしたかな?との思いがBOZU選手の脳裏をよぎっていた。
第一試合の時間は2時間、BOZU選手は結局5匹のキスを釣っていた。いや、正確には釣れていた、だろう。
アタリなんて全く分からなかったのだから。河豚アタリ以外は。
それでも周囲も同様に釣れていない状態であり、上位8名が第二試合に進めるなら8位タイくらいにならないかな、と淡い期待を持っての帰着を行ったBOZU選手であった。
しかし、その期待はすぐに消え去ることとなった。
同じAエリアの隊長選手、「10匹しか釣れなかった」とBOZU選手を奈落の底に叩き落す言葉を言い放ったのである。
なんと、Aエリアの右側は流れ込みがそこより右側には無いため、ゴミの影響を受けていなかったのであった。
そのため、Aエリアの左側、Bエリアの右側は悪条件が重なるエリアとなってしまい、そのエリアから第二試合に進んだ選手は皆無と言っていい状態となっていた。
無念ではあったが、隊長選手、ヨッシーパパ選手が勝ち残った。
是非、第二試合も好成績を残してもらいたい、優勝して名人戦に進んでもらいたい、と願って第二試合は二名の応援を行うことにした。
第二試合のエリアは第一試合のAエリアのまだ右側であり、流れゴミは無く手前も釣りやすい状況であったように感じた。
しかし、ここでも河豚は湧いているようで、手前を釣った選手の仕掛けは針が全く無くなっていた。
キスは陽が上がったことにより活性が高く、散発ではあるが誰もがキャッチしていたように思えた。
その中で隊長選手は明らかにキスが連で掛かっている。
このままいけば優勝するのではないか、と言う期待が膨らんだ。
ん?
第二試合が終わり、検量に臨んだ隊長選手のキスを見て全員が驚いていた。
明らかに大型のキスが多い。重量勝負ならきっと優勝だったと思われる。
しかし、この選手権はキスの匹数で勝敗が決する大会である。
最初に検量した西向元名人が16匹の釣果であり、隊長選手は14匹、惜しくも準優勝となり名人戦出場はならなかった。
しかし、隊長選手は来年のシード権獲得となった。ヨッシーパパ選手もシード権獲得であった。
きっと来年は二人のどちらかが頂点に、と思いながら、BOZU選手は自分は来年、弓ヶ浜で連敗記録を二桁に乗せてしまうのでは無いかとの不安と戦っていた。
ってことで、隊長さん準優勝おめでとさーーーん!!!
さすがダイワ全国出場を弓ヶ浜で決めただけありますね!! 強い!!!
この勢いを秋田でも発揮して下さいねー。
糸島から応援してるよーー!!
ちくしょー、9連敗だぁーーーー!!!
で、筋帽子はちゃんと渡しましたよ、ご安心を
ではでは、皆さん、良い釣りを~。
9月3日 曇り 釣行時間 : 6時10分 ~ 8時10分
タックル 競技スペシャルⅡ 35-405 Z45極細LG
道糸 PE 0.6号
仕掛け 景山Tg31.5号 + T-3 5号 6~8連
餌 チロリ
結果 5匹 第一試合 敗退