拙者ブログを読んで頂いている皆さん、こんばんは。
九州ブロガーのBOZUです。
今回は第7回ダイワSBC投 全国大会のレポートその2です。
明けて26日。全国大会当日
。
放射冷却の影響か、かなりの冷え込み
です。
4時に起床。4時半に朝食を受け取り現地へ向けて出発です。
風はあまり吹いてません。
これなら波もそんなに高くないかな、と思ってました。
が、会場に着いてみると昨日よりも明らかに波が高い
状態です。低気圧の影響で沖では強風が吹いたんでしょう。
冷えた浜に打ち返される大波。近い場所の海水温は結構下がってるだろうなー、沖勝負かぁ。
かなり寒そうな拙者さん
唯一の好条件は時折差す日差し。体温低下すると気力も削がれてしまいますから。
(後で写真見ると、ポロシャツは自分だけみたい。皆さん上着着てますね。実はBOZU、防寒対策で発熱インナー
を着てます。)
皆さん上着着てますね~
本部で氷とドリンクを受け取ります。さぁ、いよいよ全国決勝大会、今年の頂点を決める勝負の開始です。
開会式が終了後、昨日引いたゼッケン順にスタートです。Rエリアに向かって小走り
に進みます。
さぁ、いざスタート!
高橋さんが1番スタートなので横に並んで歩いていると高橋さんから「どこに入るの?」と声をかけてきてくれました。
BOZUはRエリアの手前側しか下見していなかったので、「手前しか下見してないので手前に入ります」と答えます。
高橋さんは? と聞くと「僕も決めてない。でも全部見て回るけどね」と返してくれました。
この全部見て回るの意味、試合終了してから理解できました。高橋さんと戦って、負けてみてわかることだと実感しました。
一番手前側に陣取って、試合開始を待ちます。波立っていますが、11本バリをセットします。
今日は仕掛けを十分準備してきました(笑)
ふと、隣の選手を見るとなんと高橋さん!近くで釣りを見る絶好のチャンス!
開始待ちです。波に困ってるところです。
6時30分になり、試合開始のホーンが鳴り響きます。
5色から探っていく作戦で第一投。が、2色までさびいてもアタリがありません。仕掛け回収します。
第二投は少し右に寄って同じ5色に。4色で「ガツン!」と大きなアタリがありました。これはキスだろうと思い即回収します。
釣れてきたのは20cm級のキス
、やった!!
高橋さんも仕掛けに魚は付いてきてるようですが、海に投げ返しているところを見るとキスは薄い感じです。
続く第三投。投げた瞬間に「パチーーン!
」と乾いた音が響きました。キャスト切れです。
なんで大会中に? 一瞬、天を仰ぎます
。
しかし、この釣れていない状況なら素バリ一回引く位の時間でスプール交換できます。諦めるものか!
仕掛け交換後、三投に1匹程度でキスが付いてきますがサイズが小さいピンだし、居場所が特定できません。
遠投しても6色程度にしか届かないので、素バリが続きます。
拙者さん、國さんが後ろで応援してくれてます。
また、プレスの方々が写真を撮っていくのですが、これに慣れてないBOZUはどう対処すればいいのかわかりません。
カメラ目線? それとも無視でいいの? 笑顔? と(笑)
高橋さんは小刻みに移動を繰り返してるようです。投げてる距離も3色位にしか届いてない感じです。
途中、競技委員長の石亀さんが状況確認で来てくれました。
「何匹釣れた?」と聞かれたので、「3匹です。でも2匹は小さいです。」と答えました。
石亀さんは「3匹かぁ、真ん中くらいだね」と教えてくれました。全体的に釣果は良くないようです。
キス、来い~!!
下見をしていないエリアに移動することをためらって最初のエリアにずっと留まっていたのですが、波が大きいし沖の海流も激しく、仕掛け絡みが多発します。
それに、投げてからずっと重い感触が続いた時があり、3色ほどで「なんだ?」と仕掛け回収すると自分の仕掛けに力糸が絡まっています。
「あ、他の選手の仕掛けと交錯した?!」と思いましたが、自分の周囲には他の選手はいません。
よく絡まった仕掛けを確認すると、なんとさっきキャスト切れした仕掛け一式ではありませんか!
ちょっとだけラッキー! と思ったのですが、よくよく考えると
トップガン+スリム天秤 と 一投分の時間+仕掛け 、さぁ、どっちが貴重でしょう?(笑)
トーナメントの時はきっと後者が貴重でしょう。
嬉しかった気持ちが複雑な気持ちに。
移動しようと思い、左右が広く開いている場所を探すと9本目の風車部分が開いています。そこに移動します。
移動後もあまり釣れない状況に変わりはありません。
ふと、後ろを見ると拙者さん、國さんが移動してきてます。BOZUの車が「拙者の投げ釣りカー」になってました(笑)
ジャジャーン(笑)
時間は残り1時間を切った状況です。
時折、1色付近でピンが釣れてくるのですが朝一に釣れたキスが頭に残っていて、どうしても型を狙ってしまいます。
数で稼ぐと言う作戦に切り替えられませんでした。
結局、逆転できそうな魚は獲れないまま第一試合は終了となりました。
本部に戻り検量を行います。BOZUは11匹で222g。Rエリアで7位の成績でした。
トップは27匹で393gの高橋さん。2位は7匹で308gの山中さん。
ピンでも数を稼ぐ作戦に切り替えていれば、300g超は出来たかも知れません。が、全然そこに考えを持っていくことが出来ませんでした。
まだまだ未熟です。
Wエリアは古牧さんがトップで重量は925g。へっ!?
超遠投、10色エリアにいるキスを独占状態。まさにパラダイスだったようです。
きっと楽しく投げて楽しく釣れた、投げ釣りの醍醐味を味わいながらの釣りだったんだろうなぁ~、と思いました。
一回戦で負けたら二回戦は無いと言う地方予選の感覚しか知らなかったBOZUは気が抜けてしまってました。
すぐに決勝戦、シード権争奪戦が開始されます。
決勝エリアは本部前、シード権争奪戦はRとWのエリアを入れ替えて2時間で行われます。
「あ、そうだ、争奪戦があったんだ」と我に返るBOZU(笑)
Wエリアは下見で調べた場所の多いエリア。
争奪戦開始後、一番奥の小屋前まで歩きます。皆さんは1本目の風車前に集中して入ってるようです。
試合開始して一投目、いきなりガツン!と大きなアタリ。
回収すると20cm超のキスでした。やはりここにはキスが残ってた!
しかし、釜谷浜は簡単ではありませんでした。その後1時間、全くキスが釣れません。
拙者さん、國さんが後ろで応援してくれているのですが、魚は全てチャリコやメゴチ。
多分「こりゃアカン」って思われたんじゃないかな?(笑)
しかも、強風に煽られてBOZUのバッカンが遙か彼方へコロコロ~ と。
前代未聞、バッカン追いかけて走っていくトーナメンターBOZUがそこにいました。
バッカン拾って帰ってくるの図!
争奪戦も残り1時間を切ったときに、1色で極小ピンの2連がありました。
ここで、もうピンでも拾うしか手が無い、と開き直ります。
2色程に投げ、広いエリアを活かし左右に移動してできるだけ1色エリアに仕掛けを通すようにします。
ここから、2投に1匹程度のキスが釣れ始めます。こんな手前にいたんだ!
が、時すでに遅し。
争奪戦の結果は7匹で143g、3位でした。もっと早くキスのいる位置を掴めば・・。
シード権取った大林さんは11匹で225gでした。塩崎さんは同重量で惜しくも匹数が1匹足りず2位。
塩崎さんは第一試合でもBOZUと同重量で匹数により8位となっていました。
とても悔しかっただろうな、と思います。
決勝戦の結果はと言うと、やはり古牧さんの独壇場。9色半からのキスパラダイスは継続だったようです。
ディフェンディングチャンピオン高橋さんは4位でした。
高知の山中さんが3位になりました。型狙いに徹した結果、素晴らしいと思いました。
結果発表~!!
第一試合の高橋さんの徹底した数釣り。
山中さんの大型にこだわった釣り。
古牧さんの超々大遠投の釣り。
同じ魚を狙っているのに、こうも違う釣り方を展開できる釣りが投げ釣りです。
まだまだBOZUの釣りは自分のスタイルを確立できていません。なので負けるのが当然です。
今回の全国大会、とても勉強になりました。負けた悔しさと、清々しさが半分ずつって感じです。
また来年、地方予選からのチャレンジで全国大会を目指したいと思います。
来年も釜谷浜でしょうから、古牧さんの大遠投に対抗するためにも飛距離アップの特訓を行うつもりです。
ね、のぎたん師匠。
拙者さん、國さん、遠地まで同行して頂きありがとうございました。
応援して頂いた全国の皆さん、ありがとうございました。
現地でお世話になった大曲浜つりえさ店の伊藤さん、グローブライドスタッフに皆さん、ありがとうございました。
そして、一緒に戦って頂いた19名の諸先輩キャスターの皆さん、ありがとうございました。
以上でSBC投2010 全国決勝大会のレポートは終了です。
今、自分の手元には記念のプレートと名前入りベスト。
来年からの釣り、正体不明のプレッシャーがのしかかってきそうです。
まぐれで全国に出ただけですので、まだまだヘタッピな釣りをやっちゃうと思います。
皆さん、白い目で見ないで下さいね~。
終わった~!
ではでは、皆さん、良い釣りを~。
9月26日 晴
タックル マスタライズキス 30H-405 + サーフベーシア35 極細
道糸 PE0.6号 + サーフセンサーハイパー力糸
仕掛け キスZ6号10連 キスR6号7連
餌 いきいきゴカイ マスオくん